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「日本は資源のない貧しい国」というのは事実ではないです。

2009/10/24 06:49

 

「日本は資源の何もない貧しい国」とよく言いますが、

この言葉は日本人の優越感をくすぐる言葉らしく、よく使われがちですが、事実ではないです。

 

こういう事を言われる人は古来から日本は外国から輸入したわけでもないのに膨大な量の金属製の武器や農具や仏像を製造してきた事にどう反論するのでしょうか?

日本は古来から金銀銅鉄や硫黄や石炭に関してはむしろ世界的な産出国でした。

特に銀産出に関しては世界の1/3を占めてたころすらあります。

http://fish.miracle.ne.jp/silver/history/japan.html

金産出に関しては世界で今まで産出された量の2%が日本で産出されてます。

南アフリカや南北アメリカ大陸でゴールドラッシュがあった以前はさらに高い比率だったわけで、「黄金の国ジバング」もまんざら嘘ではなかったようです。

江戸時代には日本からオランダに輸出されたわずかな量の銅が

ヨーロッパではノルウェー産の銅とシェアを争っていたそうです。

ちなみに現代でもそれらの資源は完全に枯渇したわけではなく産出するのに割高なため外国から輸入するようになっただけです。

 

食料生産に関しても日本は昔から人口密度が高く室町時代~江戸初期の日本の人口は数千万人に達していて、

この時代が世界の中で最も日本人の比率が高かった時代なのです。

昔は小子化に悩む現代とは違い「食料生産量」=「人口」ですから、いかに日本が豊かだったかわかります。 

現代においてすら日本は自足自給は不可能ではないと考えられてます。

ただしその場合、食料は割高になってしまうのでやらないだけです。

 

そもそも日本には外国に比べてはるかに有利な資源が当たり前のようにあります。

それは何か? 「水」です。

何でも日本の政治家がサウジアラビアに「この国は石油が豊かでうらやましいです」と言ったところ、「我々には水の豊富な日本の方がはるかにうらやましいです」と返されたとか。

中東やアフリカや中央アジアなど水の不足している国にとっては水がふんだんにある日本人が「わが国は資源のない国」なんて言っているのを聞けば「ふざけんな!」という感じでしょうね。

加えて水産資源の豊富さも日本は破格な部類です。

 

要するに「日本は資源のない国」というのは「日本人は水と平和を只だと思っている」という理論から来ているんでしょうね。

世界的に見れば水とか塩とか人間生存の根本に関わるような資源に困っている国の方が遥かに多く、

周辺海域のいたるところで水産品が取れる日本なんてのはむしろ天国なんでしょうね。

 

おそらく、この「日本は資源のない貧しい国」という言葉は

明治以降の日本の対外進出を正当化するために作られた言葉かと思われます。

「日本は狭く資源がないのだから対外進出しないと生き残れない」みたいな理論で、

少なくとも明治以前の日本人に「日本は資源のない貧しい国」なんて概念はなかったでしょう。

そして、この言葉が戦後でも生き続けているのは「日本は資源がない貧しい国だからアメリカとの戦争に負けた」という正当化理論と

「日本は資源のない貧しい国だから勤勉にならなければならない」という理論からでしょうね。

まあ後者の方は結構な事ではありますが、個人的には「全ての日本人は勤勉であれ」という考え方は好きではないです。

なんだか全体主義みたいですし「勤勉ではない人間や出来る限りの努力をしない人間は悪」みたいな感じがしますので・・・

「怠け者やニートになれ」とは言いませんが別に「ほどほどに生きる人間」が居てもいいと思います。

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